カワイ体育教室の児童らが田植え体験 杵築・八坂地区で自然と触れ合う
杵築市八坂地区で6月21日、カワイ体育教室に通う児童らが参加して「田植え・自然体験イベント」が開催された。主催は合楽器製作所関西スポーツ支部九州スポーツ課。当日は同教室に通う幼稚園年中から小学4年生までの児童25人と指導者10人が参加し、田植えや生き物観察を通じて地域の自然や農業を体験した。
同イベントは、子どもたちとその家族に「米づくり」「里山の暮らし」を体験的に学んでもらうことを目的に企画。地域住民との交流を通じて、八坂地区を「第二のふるさと」のように感じてもらうことを目指した。
参加者は八坂地区コミュニティセンターに集合後、地元産米を使ったおにぎり作りに挑戦。梅干し入りの塩おにぎりとまぜご飯のおにぎりを作り、自分たちで握った昼食を持って田んぼへ向かった。
昼食後は、田んぼや周辺の風景を「米袋」に描くスケッチ会を実施。当日は「父の日」でもあったことから、米袋にお父さんへの感謝のメッセージを書く子どもたちの姿も見られた。参加した児童は「お父さんありがとう」と大きく書き込み、家族への思いを込めた『マイ米袋』を完成させた。
田植え体験では、地元農家の原田國正さんから米作りの一年間について説明を受けた後、5~6人のグループに分かれて手植えに挑戦。初めて田んぼに入る子どもも多く、泥に足を取られながらも一列ずつ丁寧に苗を植えていった。
参加した児童は「田んぼの泥の中に入るのは初めてで最初は怖かったけど、慣れたら楽しくなった。泥だらけになりながら田植えができて楽しかった」と笑顔で話していた。
田植え終了後には、田んぼ横の用水路で生き物観察会も実施。小魚や水生昆虫を見つける度に歓声が上がり、子どもたちは夢中になって自然と触れ合った。
参加者には、八坂地区で収穫された米2キロを土産として進呈。自分で絵を描いた米袋に入れて持ち帰り、「植える」「描く」「食べる」「感じる」の体験を家庭へ持ち帰った。
農業指導を担当した原田國正さんは「田植えの時は厳しく指導したが、最後まで子どもたちがやり遂げてくれてとても良かった。秋にはぜひ稲刈りにも帰ってきてほしい」と話す。イベントを企画した農山漁村応援隊の橋本康治代表社員は「子どもたちが土に触れ、地域の皆さんと交流しながら、米ができるまでの過程を五感で感じてもらえた。八坂地区を第二のふるさとのように感じてもらえる機会になればうれしい」と話す。