杵築市奈狩江地区で旅行会社「豊洋 旅の企画」を営む杉野光さんが6月13日から、八幡奈多宮の参拝・宝物殿見学と守江湾でのアサリ潮干狩りを組み合わせた日帰り体験ツアーを催行する。
5月5日に開業した同社。代表の杉野さんは5年前に妻の故郷である同地区へ移住。
1300年の歴史を持つ八幡奈多宮が鎮座し、大分空港から車で約20分という好立地にある一方、少子化による小学校の存続危機など地域の現実に触れたことが起業のきっかけとなった。
「何とか地域の力になりたいという思いが強くなった」と杉野さん。
守江湾では近年、海水温の上昇で稚貝を食べる魚が増加しアサリが激減していた。現在は農山魚村応援隊が稚貝をネット袋で保護しながら育てる取り組みを続けており、資源が少しずつ回復している。
杉野さんはこの活動を支援するクラウドファンディングに参加しており、農山魚村応援隊代表の橋本さんから声をかけられたことが今回の企画につながった。参加者は1人あたり1キロ(約40~50個)のアサリを持ち帰れる。
ツアーでは潮干狩りのほか、八幡奈多宮の参拝・宝物殿見学と映像作品の視聴も行う。同宮は729年に聖武天皇の勅願で創建されたと伝えられ、平安時代には「日本最上の八幡宮」とたたえられた。2029年には創建1300年を迎える。現在、境内のご神木ではフクロウが子育て中で、運が良ければその姿を見られる可能性もあるという。
「地域の自然・歴史・人の魅力を五感で感じ、また来たい、今度は家族や友人を連れてきたいと思ってもらえるような旅にしたい」と杉野さん。
催行日は6月13日・14日、27日・28日の4日間。時間は10時~14時30分(予定)。
集合場所は八幡奈多宮第一駐車場。参加費は、大人(16歳以上)=5,000円、子ども(3~15歳)=2,000円。最少催行人員は1日2人、最大10人。